2011年04月04日

自転車で100Km走る

東京湾に注ぎ込み、河口は東京都と千葉県の境となっている江戸川。この川に沿って延々と上流に進んでいくと、いつしか埼玉県と千葉県の境へと変わり、そしてついに江戸川は利根川にぶつかることになる。利根川の向こう岸は茨城県である。

そこに関宿がある。はじめはこの地名の読み方すら知らなかった。ましてや河口から関宿まで自転車で走っていくなどと想像したことすらなかったのでした。
 

 
自宅近くの買い物に自転車を使うことはあっても、あるいは人によっては通勤通学で自宅から駅までという使い方をするにしても、その距離はせいぜいが2Kmとか長くても4Kmといったところではないでしょうか。

多くの人は、自転車をこんな風に使っていると思う。


それが川一本分、端から端までを走るなど、どのように走ればよいのかという以前に、そもそも走ってみようとすら思わないのではないでしょうか。

スポーツ自転車に出会った瞬間に、これがとてつもなく変貌してしまうことがある。もちろん自転車を買いさえすれば、すぐにでも長距離を走れるというわけではないでしょう。最初は5Kmとか10Kmの距離しか走れないかも知れませんが、本人にしてみたらすごく遠くまで来ることができたという驚きを感じるはずです。
そうなれば20Km、30Kmは走れるようになります。

けれども簡単かと言えば、そうではない。長距離になればなるほど疲労も増してくる。最初は誰でもそんなものである。そろそろ戻らないと家に帰れなくなってしまうのではないか。そんな不安が心をよぎる。

自転車の乗り方に決まりがあるわけではなく、短い距離であっても十分に楽しめる。けれども長距離を走ることが楽しくなってしまう人も、これまた少なくはないのである。

30Km走ることができたら、次には50Km走ってみたくなる。いつしか60Km、70Kmと距離をのばし、この頃になると100Kmというのが1つの目標になってくる。


この100Kmの距離を、それほど気負いなく日常的に走れるようになると、普通の人とはもう違う。



多くの人は、片道50Kmの距離を自転車で移動しようとは考えないものである。それは車か電車で向かう距離であり、自転車という発想は持たないものである。
片道50Kmということはフルマラソンよりも長いのである。そして往復100Kmとなれば、フルマラソン2回分を超えてしまうのだ。どれほど大変なのだろう。どれほど時間が掛かるのだろう。スポーツ自転車に乗らない人には、それは分からない。だからこそ車か電車を利用する。
車の場合には渋滞なども考慮する必要があるが、ちょくちょく通る道であるならば、おおよそ必要な時間の目安は分かるだろう。電車ならば乗り換えを含めても1時間〜1時間30分程度と理解している事だろう。

家の近くの買い物にしか自転車を利用していない人にとっては、自転車に乗る時間はせいぜいが10分前後。これが1時間も乗り続けるなどということは想像すらしたことがないかも知れません。仮に考えたとしても、どこまで遠くに行くことが可能なのか分からないのではないでしょうか。
むしろ通勤通学に自転車を利用し、自宅から駅まで30分掛けて走っている人の方が、それなりの距離感を持ち合わせているのかも知れません。

こうして考えてくると、趣味としてスポーツ(運動)として自転車に乗っている人の距離感というものは、なんとも興味深いものがあります。信号待ちや休憩を含めて、トータルで考えられるようになってくるものと推測することができます。
だから、▲▲までと地名を聞くだけで、何時間くらいだなとすぐに計算することが可能になってくるし、今までに行ったことがない場所であっても距離が分かれば必要なおおよその時間も分かってくるのでしょう。

もちろん自転車での速度は人それぞれ異なりますから、各々が自分の速度に置き換えて、距離と時間を把握するようになってゆくのでしょう。

このようにして培われた距離感は、その人が実際に体験したからこそ得られるものであり、スポーツ自転車で走ったことがない人に伝えるのは非常に難しいところではあります。

「かなり楽に進む。」

(たとえ5Km、10Kmであろうとも)
「遠くまで案外と短い時間で走れてしまう。」

「自転車という運動に慣れてきて、なおかつそれが好き=楽しい=相性が良ければ、1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。疲れたならば20〜30分休憩したっていいじゃないですか。そうすればまた1時間走ることができます。ふと気付いた時には40〜50Kmの距離になっているはずです。ここで折り返して戻れば、100Kmになっちゃうんですよ。」

こんな感じでしょうか。

自転車って、楽しいですね。
posted by すた at 13:16 | Comment(6) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
〜〜〜〜〜〜 Posted by スターチャンネル at 2011年04月05日 23:23 〜〜〜〜〜〜
ゴードンさん、こんばんは。

クロスバイクを購入した当初は、20Km前後の距離を走る日々でした。でもこれが楽しいのなんの。

1か月後に一人で、初めて朝霞水門まで行ったときは、そりゃもうドキドキものでした。果たして無事に帰れるのだろうかと心配で心配で。(往復で約60Km)

それが今では、どこかに行く通過点になってしまったとは、改めて考えてみると自分でも驚きです。

ウッズさんの場合には、東京湾一周の200Kmにおいて、平均速度30Km/Hという距離感だけじゃなくて速度感まで、ずれまくってますしねぇ。恐ろしや。


〜〜〜〜〜〜 Posted by ゴードン at 2011年04月05日 20:11 〜〜〜〜〜〜
距離感、だんだんずれてきます。
(Muirwoodsさんなんかズレすぎでしょww)

初めて東京センチュリーライドに出たときは42kmコースで、自宅との往復を足しても60km足らず。 これだけでものすごく感動しました。
岩淵水門で折り返しの時に、私の横を通過していった参加者は132km(現在は146km)の方々で、この人達は何てスゴイんだろう?と思っていました。 132kmも走ろうという気持ちが信じられないって。。

何を間違ったのか、今はその距離感はすっかり壊れちゃいましたww
 

〜〜〜〜〜〜 Posted by スターチャンネル at 2011年04月04日 18:53 〜〜〜〜〜〜
イーグルさん、こんばんは。
平日の日中は、出発地から目的地までに掛かる時間は、確実に自転車が他のどの移動手段よりも早いですよね。

ただ自転車では運びきれない荷物があるときは、やっかいなんですよね〜。まぁ仕方がないので、そういうときは電車。車より、やっぱり早いですから。


〜〜〜〜〜〜 Posted by スターチャンネル at 2011年04月04日 18:48 〜〜〜〜〜〜
Muirwoodsさん、こんばんは。

土曜日にチューブを買いに自転車屋さんに出掛けたときのことです。初めてロード(というより、初めてスポーツ自転車)を買おうと相談しているお客さんが来ていたんです。

その方と、自転車屋さんとの会話を聞いていて、ふとこんなことを考えたりしていました。


〜〜〜〜〜〜 Posted by イーグル at 2011年04月04日 17:15 〜〜〜〜〜〜
確かに距離感おかしくなるかも?
都内の移動なら基本自転車でいいかなと思ってますからね!

〜〜〜〜〜〜 Posted by Muirwoods at 2011年04月04日 14:39 〜〜〜〜〜〜
そうですよね。 慣れると距離感が壊れます。

「な〜んだ、今日は120kmしか走れてないや」みたいな(笑)

ぼくも関宿を「かんじゅく」って読んでました。

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